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部歌「Fight on, KWANSEI」(『関西学院大学 by AERA』を読んで)

投稿日時:2011/10/23(日) 14:35

 日が落ちると第3フィールドには甲山からの冷たい風が吹き、練習する部員も冬用ウェアにすっかり衣替えをする時期になりました。
 先週の10月13日に朝日新聞社から「関西学院大学 by AERA」が発売されました。
 さっそく当日の朝、関学生協にて購入しました。数ある記事の中でも、私の目当ては、やはり石井晃先生が書かれたアメリカンフットボール部についての8ページでした。
 既にお読みになった方はご存知だと思いますが、その中にチームソング「Fight on, KWANSEI」について、歌ができた歴史や歌詞に込められた意味が紹介されている記事がありました。
 「Fight on, KWANSEI」には以下の一節があります。
 "Fight clean and be proud of the victor's name."
 私はこの一節が好きです。というのも、この1文がファイターズの原点であるような気がしてならないからです。石井先生のお言葉をお借りすると、ここには「潔く戦い、勝利者の名を誇りに思い、その名に恥じないチームとしての品格を持て」という深い意味が込められています。
 ファイターズの最大の目的は、日本一になること。それを成し遂げるためには、安直に勝利だけを求めるのではなく、チームとしての品格が必要であるということです。
 勝ちたいという思いで、周到な準備をし、対する相手に堂々と挑み、勝ってなんぼの世界であることは承知の上で、品格の獲得をも目指すのがファイターズです。それがこのチームの良さであると改めてAERAを読んで思います。品格があってこそ2011年度ファイターズが目指している「皆から応援してもらえるチーム」にもなれるというものです。
 AERAのその他特集記事では、関学卒業生の社会での活躍や、人材教育に貢献されている教授の方々、関学の施設、様々な課外活動を行う現役学生らを紹介しているもので、関学の歴史と今が凝縮された一冊です。
 団体の紹介ページにある、全体育会1600名が第3フィールドアメリカンフットボール場の三日月の校章を囲んで肩を組み笑顔で写っている写真は中々の壮観です。
 「関西学院大学 by AERA」は、甲南戦に引き続き次節・関大戦でもグッズブースで販売予定です。是非2011年度イヤーブックと一緒に購読していただき、2011ファイターズのことをより多くの方に知っていただきたい、そしてその上で応援していただきたいと思います。
 来る決戦には、部員全員でハドルを組み、この一年取り組んできた分の思いを込めて、堂々と声高らかに「Fight on, KAWNSEI」を歌います。

慣れ

投稿日時:2011/10/11(火) 13:58

 先日の9日(日)、関学高等部ファイターズが第3フィールドで行った試合で勝利し、県1位で全国大会出場を決めました。ひとまずおめでとう!全国大会での初戦は立命館宇治高校。大学より先に行われる立命館との勝負。正念場を制して一気に駆け上がってほしいと思います。
 大学ファイターズは先週の第3節・神戸大学戦、リーグ開幕後初めての晴天での中、勝利することができました。この試合では、ディフェンスコーチの計らいにより、ディフェンスのユニフォームを着ている4年生全員が出場する「4年生シリーズ」の機会を作って頂きました。普段はレギュラーとしてではなく対戦チームを模擬するスカウトチームとして取り組んでいる者を含め、一丸となって相手オフェンスをパントに追いやって、きっちりと止めてくれたことは大変嬉しい限りでした。レギュラーでなくても、チームに貢献するために続けた努力を、コーチはしっかりと見てくださっていることを実感します。これが他の部員への刺激になればよいと思います。
 さて、この試合、前半は良いスタッツを残しています。第1クォーターからスタートダッシュをかけることができ、課題であったスロースタートという面はこの試合では改善されました。しかし、1試合を通じて見れば、特に後半は満足のいくものではありませんでした。減らない反則、自らリズムを崩したまま立て直すことなく流されてしまうことなど、まだまだ致命傷となる課題が残されています(選手個々の反省は関学スポーツ企画「ALL GRIT」のインタビューに掲載されています)。
 この一週間、神戸大学戦で出たそれぞれの課題を克服するために取り組んできましたが、昨日の練習後、監督からは「まだまだ完成度が低すぎる」と一蹴される始末。
 頭ではわかっていても反則が出てしまう。なぜこのようなことになるのか。それは緊張感や危機感の不足ではないかと思います。それが全てではないかもしれませんが、緊張感の不足は「慣れ」からきているのではないかと思います。まぁこんなもんだ、しょうがない、何とかなる、と思っている「慣れ」の状態では絶対に変われません。
 過去の経験から、私たちは1つの反則、1つのプレー、1人の行いで流れが変わってしまう恐さを重々承知しているはずです。シーズンが深まるにつれ、いつ何時レギュラー組が負傷するかもしれません。そうなれば交代メンバーだけでなく、誰もが試合に出る可能性があります。誰が出ても勝ちきれるだけの力を残された時間で身につけないといけないという危機意識を本当に感じてほしいと思います。上級生は自分達の経験からその危機感をもっと伝えていかなければなりません。
 ライバルたちの圧倒的な強さを目の当たりにしているこの状況下で、今までの練習・生活のまま、今の自分に慣れて止まっている暇はありません。次節の甲南戦までにどれだけの緊張感と危機感のもと、皆が準備して臨めるかが勝負です。
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