主務ブログ2024
夏合宿を終えて
例年よりも2泊多い7泊8日の日程で行われた今年の夏合宿。でしたが、あっと言う間に終わってしまいました。
「俺たちはあそこで劇的に変わった。」「4年生が、チームが一つになった。」
OB・OGの方々から4年生時における夏合宿のお話を数多くお聞きしたことがあります。そんなお話を聞くたびに焦りの気持ちが私の中に充満していました。夏合宿で4年生が変わらなければならない。4年生を一つにしなければならない。そんな思いが駆け巡り、合宿を前にして既に主務として冷静でいなければいけないことを忘れていました。
そのことに私自身が気づかされたのは最終日の前日の午後練習でした。前々日の練習は皆が声を出し、雰囲気が今年で一番良かったと思う程に手ごたえを感じていました。それだけに、この日の練習の雰囲気の下がり具合で私は焦ってしまいました。完全に冷静さはゼロ。「どうにかして雰囲気を良くしよう」「4年生がアカン」「4年生をもっと奮い立たせて、声を出させんと」そんなことばかりを練習中に考えていました。
そんな気持ちに4年生をさせたいなら「根性練習」的なことをすればいい。そうすれば気力と根性は4年生の中に養われるかもしれない。しかし、フットボールは根性だけでライバル校に勝つなんてそんな甘いスポーツではありません。「心・技・体・知」全てが養われる練習をしなければいけない。ただ雰囲気が良いだけ、声が出ているだけの、「見せかけだけ」の練習では強くはなれないのです。
私が見極めなければならないのは、その「一見」雰囲気の良い練習でもそこに我々がフットボールにおいて強くなる要素があるのかどうかです。私自身、熱い心の中にも冷静な部分を持って、毎日の練習を見極めなければならないと痛感させられました。もっと練習の意味について考えなければと思わされた一日でした。
合宿全体の手応えとしては、「リーダー」に成ろうとする人間が増えてきたと感じています。3、4年生中心にチームを、ユニットを、パートを引っ張ろうと「必死」になれる人間が出てきました。しかし、チーム全体を見ると、まだまだ「必死」になっている人間が少ないというのが、私が抱く今のチームに対する不安要素です。
合宿から帰ってきた直後の練習では急に緊張感がなくなり、1つ1つのプレーが淡々と過ぎていくようになってしましました。毎プレーが淡々とした雰囲気になってしまうのは「必死」になって、その雰囲気をかえようとしたり、何かを訴えたり、伝えたり、Big Playを起こしたりしている人間=「リーダー」がチームに不足しているのが大きな理由の一つです。
合宿中を含め、確かに良い雰囲気の練習は幾回かありました。しかし、今年のチームはそれがなかなか持続しにくい。そのことに私は一番の不安を感じています。要するにこれは、チームを引っ張る人間の「必死」さが持続しない、ということと、引っ張る人間の数に対して引っ張られる側「受け身」の人間が多すぎる、ということです。チームの、ユニットの、パートの「リーダー」=何かを達成するために「必死」になる人間が早急に出てくることが求められるということです。
必死になれるなら、どんなことでも良いと私は思っています。昨年の主将のように1人で大きなものを動かしてとほしいと言うのではありません。どんなに小さなことでもいいから必死になってほしい。「雰囲気を盛り上げる。」それならば例え中身が無かったとしても「ワーワー、ギャーギャー」騒いでいてくれるだけでも良いと思います。「タックルだけにはこだわる。」それならば必死にタックルすることで、そのこだわりを仲間に伝えてくれれば良いと思います。
200人の人間が集まれば200通りの「必死」さがチームを駆け巡るはずです。それが実現できた時にはじめて「良い練習」と言えると思います。
京大、関大、立命館の前に立つのはあと3ヶ月もありません。それまでに私たちの「必死」さから生まれる「こだわり」をどれだけ積み上げることが出来るのか。4年生は泣いても笑っても3ヶ月。4年生が「必死」集団になってみせます。
「俺たちはあそこで劇的に変わった。」「4年生が、チームが一つになった。」
OB・OGの方々から4年生時における夏合宿のお話を数多くお聞きしたことがあります。そんなお話を聞くたびに焦りの気持ちが私の中に充満していました。夏合宿で4年生が変わらなければならない。4年生を一つにしなければならない。そんな思いが駆け巡り、合宿を前にして既に主務として冷静でいなければいけないことを忘れていました。
そのことに私自身が気づかされたのは最終日の前日の午後練習でした。前々日の練習は皆が声を出し、雰囲気が今年で一番良かったと思う程に手ごたえを感じていました。それだけに、この日の練習の雰囲気の下がり具合で私は焦ってしまいました。完全に冷静さはゼロ。「どうにかして雰囲気を良くしよう」「4年生がアカン」「4年生をもっと奮い立たせて、声を出させんと」そんなことばかりを練習中に考えていました。
そんな気持ちに4年生をさせたいなら「根性練習」的なことをすればいい。そうすれば気力と根性は4年生の中に養われるかもしれない。しかし、フットボールは根性だけでライバル校に勝つなんてそんな甘いスポーツではありません。「心・技・体・知」全てが養われる練習をしなければいけない。ただ雰囲気が良いだけ、声が出ているだけの、「見せかけだけ」の練習では強くはなれないのです。
私が見極めなければならないのは、その「一見」雰囲気の良い練習でもそこに我々がフットボールにおいて強くなる要素があるのかどうかです。私自身、熱い心の中にも冷静な部分を持って、毎日の練習を見極めなければならないと痛感させられました。もっと練習の意味について考えなければと思わされた一日でした。
合宿全体の手応えとしては、「リーダー」に成ろうとする人間が増えてきたと感じています。3、4年生中心にチームを、ユニットを、パートを引っ張ろうと「必死」になれる人間が出てきました。しかし、チーム全体を見ると、まだまだ「必死」になっている人間が少ないというのが、私が抱く今のチームに対する不安要素です。
合宿から帰ってきた直後の練習では急に緊張感がなくなり、1つ1つのプレーが淡々と過ぎていくようになってしましました。毎プレーが淡々とした雰囲気になってしまうのは「必死」になって、その雰囲気をかえようとしたり、何かを訴えたり、伝えたり、Big Playを起こしたりしている人間=「リーダー」がチームに不足しているのが大きな理由の一つです。
合宿中を含め、確かに良い雰囲気の練習は幾回かありました。しかし、今年のチームはそれがなかなか持続しにくい。そのことに私は一番の不安を感じています。要するにこれは、チームを引っ張る人間の「必死」さが持続しない、ということと、引っ張る人間の数に対して引っ張られる側「受け身」の人間が多すぎる、ということです。チームの、ユニットの、パートの「リーダー」=何かを達成するために「必死」になる人間が早急に出てくることが求められるということです。
必死になれるなら、どんなことでも良いと私は思っています。昨年の主将のように1人で大きなものを動かしてとほしいと言うのではありません。どんなに小さなことでもいいから必死になってほしい。「雰囲気を盛り上げる。」それならば例え中身が無かったとしても「ワーワー、ギャーギャー」騒いでいてくれるだけでも良いと思います。「タックルだけにはこだわる。」それならば必死にタックルすることで、そのこだわりを仲間に伝えてくれれば良いと思います。
200人の人間が集まれば200通りの「必死」さがチームを駆け巡るはずです。それが実現できた時にはじめて「良い練習」と言えると思います。
京大、関大、立命館の前に立つのはあと3ヶ月もありません。それまでに私たちの「必死」さから生まれる「こだわり」をどれだけ積み上げることが出来るのか。4年生は泣いても笑っても3ヶ月。4年生が「必死」集団になってみせます。
この記事は外部ブログを参照しています。すべて見るには下のリンクをクリックしてください。
記事タイトル:夏合宿を終えて
(ブログタイトル:KGファイターズ 主務ブログ)
アーカイブ
- 2024年10月(2)
- 2024年9月(2)
- 2024年7月(3)
- 2024年6月(1)
- 2024年5月(2)
- 2024年4月(1)
- 2024年1月(1)
- 2023年12月(3)
- 2023年11月(2)
- 2023年10月(2)
- 2023年9月(1)
- 2023年8月(2)
- 2023年5月(1)
- 2023年4月(1)
- 2023年2月(1)
- 2022年12月(2)
- 2022年11月(3)
- 2022年10月(1)
- 2022年9月(1)
- 2022年8月(1)
- 2022年5月(1)
- 2022年4月(1)
- 2022年2月(1)
- 2021年12月(3)
- 2021年11月(2)
- 2021年10月(1)
- 2021年9月(1)
- 2021年6月(1)
- 2021年4月(1)
- 2021年2月(1)
- 2021年1月(2)
- 2020年12月(2)
- 2020年11月(1)
- 2020年10月(1)
- 2020年9月(1)
- 2020年5月(1)
- 2020年4月(2)
- 2020年2月(1)
- 2020年1月(2)
- 2019年12月(2)
- 2019年11月(3)
- 2019年10月(2)
- 2019年9月(1)
- 2019年8月(2)
- 2019年7月(1)
- 2019年5月(1)
- 2019年4月(1)
- 2019年2月(1)
- 2019年1月(2)
- 2018年12月(3)
- 2018年11月(2)
- 2018年10月(2)
- 2018年9月(1)
- 2018年8月(1)
- 2018年7月(1)
- 2018年4月(1)
- 2018年1月(1)
- 2017年12月(4)
- 2017年11月(2)
- 2017年10月(1)
- 2017年9月(2)
- 2017年8月(2)
- 2017年7月(1)
- 2017年6月(1)
- 2017年5月(1)
- 2017年3月(1)
- 2017年2月(2)
- 2017年1月(2)
- 2016年12月(2)
- 2016年11月(1)
- 2016年10月(2)
- 2016年9月(2)
- 2016年8月(2)
- 2016年7月(1)
- 2016年6月(1)
- 2016年5月(1)
- 2016年4月(1)
- 2016年3月(1)
- 2016年2月(2)
- 2015年12月(1)
- 2015年11月(3)
- 2015年10月(1)
- 2015年9月(2)
- 2015年8月(2)
- 2015年7月(1)
- 2015年4月(1)
- 2015年2月(1)
- 2015年1月(2)
- 2014年12月(2)
- 2014年11月(3)
- 2014年10月(1)
- 2014年9月(2)
- 2014年8月(1)
- 2014年7月(1)
- 2014年5月(1)
- 2014年4月(1)
- 2014年3月(1)
- 2014年2月(1)
- 2014年1月(1)
- 2013年12月(3)
- 2013年11月(4)
- 2013年10月(2)
- 2013年9月(3)
- 2013年8月(3)
- 2013年7月(1)
- 2013年3月(2)
- 2013年2月(1)
- 2013年1月(1)
- 2012年12月(3)
- 2012年11月(3)
- 2012年10月(2)
- 2012年9月(3)
- 2012年8月(4)
- 2012年7月(1)
- 2012年6月(1)
- 2012年5月(2)
- 2012年4月(1)
- 2012年3月(1)
- 2012年1月(1)
- 2011年12月(2)
- 2011年11月(3)
- 2011年10月(3)
- 2011年9月(1)
- 2011年8月(2)
- 2011年7月(1)
- 2011年2月(1)
- 2010年12月(1)
- 2010年11月(3)
- 2010年10月(3)
- 2010年9月(2)
- 2010年8月(2)
- 2010年7月(3)
- 2010年6月(2)
- 2010年5月(1)
- 2010年4月(2)
- 2010年3月(2)
- 2010年2月(1)
- 2010年1月(1)
- 2009年11月(5)
- 2009年10月(1)
- 2009年9月(4)
- 2009年8月(3)
- 2009年4月(2)
- 2009年3月(2)
- 2009年2月(1)
- 2009年1月(1)
- 2008年12月(1)
- 2008年11月(2)
- 2008年10月(5)
- 2008年9月(4)
- 2008年8月(2)
- 2006年4月(2)