主務ブログ2024

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過去の私に見せる今の私

投稿日時:2024/10/08(火) 21:40

 秋シーズンが始まって1ヶ月ですが、既に4試合が終わりました。怒涛の1ヶ月の中で、フットボールに関しても、それ以外のことに関しても、今年のFIGHTERSにはまだまだ沢山の課題があることが浮き彫りになっています。そして、それについて考えているうちに、今の自分は初心を忘れ、視野が狭くなってしまっているのではないかと思いました。
 毎日出てくる新たな問題に向き合っているうちに、そこに辿り着くまでに考えていたことが少しずつ薄れていってしまうことがあります。それは決して悪いことではなく、前に進んでいる証拠でもあると思うのですが、一方で、自分がどこに向かって進んでいるのか分からなくなったり、ただ前に進もうとすることが当たり前になって、なぜそうしているのかが分からなくなったりすることもあるのではないか。また、起こった事象に対応するのに追われているうちに、いつの間にか視野が狭くなり、その場から後退することを防ぐのに精一杯で、前に進むことができなくなることもあるのではないか。今のチームも、そして私も、まさにそうなってしまっているのではないかと感じます。
 そんな中、初心を振り返るきっかけになることがありました。
 私は2年生の秋頃から、自分で「FIGHTERSノート」というものを作っていました。作るようになったきっかけはスタッフ向けの「組織マネジメント研修」を受けたことだったのですが、そこからは、マネジメントについて調べたことや、学年ミーティングを行った時の記録、自分の考えなど、いろんなこと整理する目的で書くようになりました。最近は他の方法で整理するようになったためあまり開いていなかったのですが、先日ノートを見返す機会があり、過去の自分の考えに触れました。たった1、2年前に自分が考えて書いたことですが、懐かしく感じ、当時のことを思い出しました。それと共に、今の私は過去の自分に恥ずかしくない私でいられているだろうかと思いました。
 本を読んだり、考えたり、調べたり、誰かに相談したり。そうしながら自分がやりたいこと、やるべきだと思うことをやって、迷惑をかけながら失敗も沢山してきました。4年生になったら、主務になったらどうあるべきかなど、今振り返ってみれば、色んなことを考えて自分なりに頑張っていたのだと思いました。私はなんでも要領よくこなせるタイプではないので、ただコツコツと続けることしかできません。仕事を効率よくこなすことも、予想外のことに対応することも、人を惹きつける話や行動をとることも苦手です。そんな自分が当時考えていた、目指していた姿に自分はなれているのだろうかと考えると、全く違うわけではないですが、まだまだ全然足りていません。それと同時に、頑張っていた過去の自分を裏切ってはいけないとも思いました。
 自分を裏切ることは他の人を裏切るよりも簡単で、裏切っていると思うか今のままで良いと思うかも自分次第です。でもだからこそ自分が一番自分に厳しくあるべきで、今の私のままでは過去の自分に顔向けできません。
 チームとしても、「自分たちがしたいフットボールとは何なのか」「FIGHTERSらしいフットボールとは何なのか」「どんなチームにしたいのか」。それらについて考えられている選手、スタッフがどれだけいるか。そしてその人たちがどれだけその想いを忘れずに行動し、足りていないところを見つめ直し、突き詰めることができるかが大切だと思います。
 初心を忘れず、視野を広く持って考え、自分がやってきたことを裏切らない行動をし続ける。簡単なことではないですが、私たちが目指すFIGHTERSに必ずなるということを改めて決意して取り組んでいきます。引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

自分たちだけのものではない目標に向かって

投稿日時:2024/09/12(木) 08:56

 9月1日に始まる予定だった秋シーズンが台風の影響で3日に延期になり、そこから中3日で2試合目を行うハードなスケジュールになりました。会場に観戦しに来てくださった皆様、オンラインで観戦してくださった皆様、熱いご声援をありがとうございました。2024年のFIGHTERSのスタートはいかがだったでしょうか。皆様の目にはどのように映ったでしょうか。
 例年とは異なる状況で迎えた秋シーズンでしたが、だからこそ感じる沢山の感謝がありました。
 まずは自分たちがしてきたことを体現できる場があることへの感謝です。春からずっと、日本一になるために、勝つべくして勝つチームになるためにしてきたことを体現できる唯一の場所。今まではその場があることは当たり前でしたが、そうではありません。その場を活かすも殺すも自分たち次第。既に2試合が終わりましたが、残りの試合も自分たちが目指すFIGHTERSを体現できるよう、しっかりと準備をして臨みます。
 次に当たり前のように支えてくれる人がいることへの感謝です。秋シーズンが開幕する前に、後援会の皆様から千羽鶴をいただきました。毎年4年生の保護者の皆様でリーグ NO.1、西日本 NO.1、学生 NO.1、オール NO.1 という思いを込めて折っていただいている1111羽の鶴です。3日の初戦からサイドラインに部旗と一緒に置かせていただいていました。沢山の保護者の方たちが毎試合応援にきてくださっていますが、それだけでなく、心を込めて、子どもたちのことを想って折ってくださった千羽鶴がサイドラインにあることがとても心強かったです。主務になってから後援会の方たちとご連絡させていただくことが多くなり、沢山の温かい言葉、励ましの言葉をかけていただいています。その度に「必ずいただいた千羽鶴を甲子園に持って行こう。」と強く思います。
 そして最後に、私たちを信じて応援してくれる人がいることへの感謝です。いつもとは異なる状況下で、沢山の人が部員たちに連絡をくださいました。私も心配する連絡をもらいましたが、みんなが私たちのことを信じて「どんな状況でも負けずに頑張ってほしい。」「応援している。」と言ってくれました。いつも来てくれている応援団のみんなも「この状況で私たちにできるのは応援することしかないから。」と変わらず最高の応援をしてくれています。それが本当に心強く、そのおかげで自信を持って試合に臨むことができています。今までの私たちを見てきて、これからの私たちのことを心から応援してくれる人たちがいることが本当にありがたいです。改めて私たちの目標が自分たちだけのものではないことを感じ、より一層責任を持って取り組まなければいけないと思いました。
 そんな中で私が試合中に一番意識していることは、日本一のサイドラインを作ることです。春の初戦では最悪な状況だと指摘され、そこからましにはなったものの、まだまだ日本一のサイドラインには程遠いと言われていました。私たちスタッフが試合中にできる唯一のこと、そしてそれができていなければ負けることもある。それくらい大切なことですが、簡単そうでとても難しいことです。私一人が頑張ればいい訳ではなく、スタッフ全員、サイドラインにいる部員全員がそれぞれの役割を果たさなければ成り立ちません。ただ声を張り上げるだけではなく、どんな場面、どんな状況でも、必要な情報が伝わるべき人に届かなくてはいけない、準備してきたことを体現できる空気を保たないといけない、全員が自分ごととして試合に臨まないといけない。今回の試合は今までの中では一番できていましたと思いますが、まだまだ隙はありました。次戦からも引き続き全力で取り組み、「FIGHTERSのサイドラインは日本一だ。」と胸を張って言えるような、勝つべくして勝つサイドラインを作っていきます。
 引き続きFIGHTERSへの熱いご声援をよろしくお願いいたします。
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