主務ブログ2023

Fight Hard

投稿日時:2017/01/01(日) 23:28rss

 慌ただしい、落ち着かない年明けが久しぶりにやってきました。世間が年末年始ムードなのをよそめに、目の前の練習に取り組み、少し落ち着いてテレビを見ても、目前に控えている強敵の姿が嫌でも頭をよぎって、内容が頭に入ってこない。3日の試合が終わるまでは年が明けた気がしないような、そんな正月を2年ぶりに過ごせていることに幸せを感じています。
 1月3日のライスボウル、我々2016年FIGHTERSの最終戦となります。思い起こせば、今シーズンのはじめに、「もうどこにも負けたくない」「相手は関係ない、全部勝とう」そんな想いをもって、今シーズン「社会人に勝つ」ということを目標に掲げてきました。これまでのシーズンをご覧になってわかるように、社会人を倒すと言えるほどの力は無く、ただただ目の前の1試合、そして昨年敗れた立命館大学を倒すためにもがいてきました。初戦から毎試合、何とか成長しようと必死で、息つく間もない怒涛のシーズンで、気が付けばここまで来ていた、というような感覚です。
 これまでの歴史で、関学が社会人に勝ったことがあるのは1度だけ。多くの先輩方が死に物狂いで準備をして社会人に挑み、敗れてきた姿を私たちはこの目で見てきました。これはあくまでも私がやってきた4年間を思い出して感じていることですが、過去の3年間は連覇の中であったことも影響してか、どこか「勝たなくてはならない」。そんな雰囲気が重くのしかかっていたように思います。もちろん私たちは勝つことしか考えていません。ただ、今このチームにある想いは「勝たなくてはならない」というよりも「なんとかして勝とう」という想いが大きいように感じています。うまく表現はできませんが、自分たちが弱いこと、下手なことは十分わかっているので、社会人相手に臆することなく、自分たちの「Fight Hard」を思いっきりぶつけてやろう。そんな雰囲気を感じています。
 ただ、試合であの外国人選手が目の前に来た時に、ここぞという勝負所で自分に出番が回ってきた時、けが人が出て突然試合に出ることになった時に、強気にプレーできるかどうかは試合にならないとわかりません。どんなに劣勢だろうと、優勢だとしても、目の前の1プレーに魂を込めて。4年生は泣いても笑っても最終戦。自分のフットボール人生をかけて、自分達を信じてやるしかありません。今はまだ不安に向き合って、悩んで、「Fight on, KWANSEI」を歌うまではいろんなイメージを自分自身の中で繰り返す。その時間こそが試合中に自分の背中を押してくれる。なんだか毎試合同じようなことを言っているような気もしますが、それこそが「Fight Hard」なんだと思います。
 1月3日、今年一番のFight Hardを試合終了の笛が鳴るまでやり続け、最高のゲームをお見せできるように準備してまいります。最後まで皆様の熱いご声援をよろしくお願いいたします。
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