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「自信」と「過信」の違い

投稿日時:2025/09/30(火) 22:34

 毎試合、温かいご声援本当にありがとうございます。
 先日の京都大学戦を終え、いよいよシーズンも佳境に差し掛かろうとしています。
 ここまでの4試合を振り返ると、確かな成長を感じる一方で、課題も多く残っています。初歩的なミスやファンダメンタルのミスなど、改善すべき点は選手・スタッフともに、まだまだ山のようにあります。
 そのようなミスの原因は様々考えられますが、最も大きな要因は、日々の練習で細部にまで徹底的にこだわり切れていないことに尽きると思います。学年関係なく部員全員がそれをやらなければいけませんが、特に私たち4年生が率先して行動で示し、自分のパートやユニットの下級生に対しても徹底させなければいけません。
 しかし、実際は全てのことが「やっていたつもり」「できていたつもり」でしかありませんでした。対戦校の癖やプレーを研究するために、毎日何時間ビデオを見たのか。試合中のサイドラインモラルを徹底するために日々の練習からこだわれていたのか。まだまだそのような細部へのこだわりが弱かったと思います。
 先日の練習後のハドルでコーチの香山さんが、「FIGHTERSがこれまで勝ってきたのは、全ての時間をフットボールに懸けて勝つために行動してきたから。他のチームよりその部分で上回っていたからだ。」と仰っていました。この言葉を受けて今の自分やチームの取り組みを振り返ってみると、自分たちの詰めの甘さを痛感しました。本当に、チーム全員が全ての時間をフットボールに懸けて試合の準備に臨めていたのか。100%以上の準備ができていたのか。そして、私たち4年生はそれを下級生にもやらせられていたのか。どこかで私たちは「絶対に勝てるだろう、どうせ何とかなるだろう」という油断から「過信」してしまっていたのではないかと思います。
 その「過信」を「自信」に変えるためには、今できる準備をとことん突き詰め、徹底的にやり尽くすことが必要だと思います。「これだけのことをやってきたからあとは試合でやるだけだ」と腹を括れる状態になるまでやり続けなければいけません。その積み重ねの先に「自信」が生まれるのです。ビッグゲーム前、最後に自分を支えてくれるのは、「これだけやってきたから大丈夫」という確固たる「自信」だけだと思います。今、目の前のことに120%の熱量で向き合えない人間が、ビッグゲーム前になったからと言って向き合える訳がありません。毎日毎日の小さな積み重ねが、最後の大一番で自分の「自信」となり、勝負を左右する局面でも思いっきりプレーができるのだと思います。
 関西大学戦までの残り2週間でどれだけの時間をフットボールに懸けられるか。「神は細部に宿る」という言葉にあるように、選手、スタッフ全員が妥協せずに細部にまでこだわり続けられるか。すべては、勝つため、そして日本一になるためです。
 次節の関西大学戦でもスタンドから熱いご声援よろしくお願いいたします。

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