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本気

投稿日時:2023/08/29(火) 22:27

 4年振りに東鉢伏高原での8泊9日の合宿を終えて2週間程度が立ちました。合宿では24時間フットボールのことだけを考える生活を送りました。多くの部員にとっては初めての東鉢伏での合宿で、わからないことが多かったと思いますが、全員で合宿を行っていく中で後半からはチームとして同じ方向を向いて団結していったのではないかと思います。上ケ原に帰ってきてからは続く猛暑や多発する雷でイレギュラーなことが多いですが、日々活動することが出来ています。
 とはいえ、チームとしてはまだまだ未熟であります。シーズンを目前に控えていますが、私自身にも、チームにも多くの課題が残っているのが現状です。そんな中で今回お話したい内容は、私自身の課題でもある「本気」ということについてです。
 合宿を終えてから「本気」とは何かということが常に頭の中にあります。私を含めほとんどの部員はFIGHTERSで日本一になるために入部したと思います。また、今年度は「Dominate」というスローガンを掲げている中で、細部にまで気持ちを入れて取り組んでいかなければいけません。
 しかし、現在のチームでは「本気」の部員が少ないのではないかと思います。フィールド内外問わず、この程度やっておけば良いだろう、これくらいは見逃して良いのでは?など妥協している場面がまだまだ見受けられます。このような妥協がある限りは「Dominate」を体現するどころか日本一になることも出来ません。私自身も妥協している場面がありました。そして、妥協しているということは口では本気でやっていると言っても本気ではないのだと気づかされました。本気だからこそ目の前の起きている事象でおかしいことがあれば口に出す、負ける要素があればそれを潰すために行動するということが本気でやっていることだと思います。
 自分だけが本気でやることはそう難しくはないと思います。しかし、周りにも本気を伝播させるには「嫌われる覚悟」というのを持たなければいけません。私はこの部分が全くといっていいほど足りていませんでした。これを今言って何か思われたら嫌だ等、くだらないことばかり考えていました。
 私以外にもこのようなことを思っている人は少なくないと思います。私たちが掲げている目標は馴れ合いのチームでは達成することは出来ません。一人ひとりが自分に厳しく、そして、他者にも厳しく求めることが出来るようにならなければいけません。しかし、ただ厳しくするだけでは賛同してついて来てくれる人はいません。毎年、シーズン終盤になるにつれて周りに厳しく求め合う環境が出来るのですが、シーズン序盤から厳しく求め合う環境を作り上げることが「Dominate」するために必要であると思います。
 特にスタッフは直接勝敗に関わることが出来ません。だからこそ誰よりもこだわりを持って行動しなければいけないのだと思います。あるOBの方からこのような話を伺いました。「現役時代に優しくしていたスタッフは負けた時に選手から文句を言われる。現役時代に嫌われてでも選手に厳しくしていたスタッフは引退してから感謝される。」この話を聞いた時に、選手に対してただ厳しくするだけではなく、自分自身が勝ちたいからこそ直接勝敗に関係する選手に対して厳しく接することがスタッフに出来る最大の貢献なんだと感じました。
 選手だけでなくスタッフも含めて全員で戦わなければシーズンを勝ち抜くことはできません。私たちは勝つために出来ることを全て行っているわけではありません。しかし、中途半端な取り組みをして勝てるほど勝負は甘くありません。毎日を全力で考えて行動しなければ瞬く間にシーズンは終わっていきます。私たち4年生にとっては一戦でも負ければ引退です。どのようなシーズンにするかは私たち4年生の取り組みにかかっています。
 今年度まだ相手を「Dominate」している試合は一つもありません。秋シーズンでは誰が見ても関学が強くて勝ったと言われるようなシーズンにするために、更に強い気持ちで取り組んでいきます。
 いよいよ今週末からリーグ戦がスタートします。私たちが日本一という目標を達成する上で、スタジアムでの圧倒的な声援は何よりも強力な後押しになります。是非ご来場いただいて熱い応援のほどよろしくお願いいたします。

再スタート

投稿日時:2023/08/05(土) 15:26

 はじめに、前回の更新からかなりの時間が経ってしまったこと、誠に申し訳ありません。
 5月28日は関西大学に敗北したと同時に私達のチームとしての弱さが露呈した日でした。1月から幹部を筆頭にチームビルディングや勝つために行っていたことが「敗北」という結果によって全て崩れたと私は思いました。この試合を経て、4年生は勝つためにはどうするべきなのか、日本一になるためになど、様々な議題を学年ミーティングで話し合ってきました。また、関大戦以降の試合のために日々の練習の中で何かを変えようとしながら「Dominate」を達成するために取り組んできました。しかし、残りの試合も私達の満足のいく試合を行うことは一試合も出来ませんでした。
 やり切れない思いの中、春シーズンを終えました。私自身、何かを変えなくてはいけないと思いながらも変えなければいけないことが分からないという期間を過ごしていました。これは私達が今までのミーティングなどで全てにおいて抽象的にしか物事を考えていなかったからでした。
 このような中でコーチの方から助言をいただき、全ての事柄について深堀をしていくというミーティングを行うようになっていきました。今まではあまり時間をかけず済ませていた内容についても、何が悪かったのか、その悪かった原因は何なのか、その原因は何なのかという何度も深堀をすることを心掛けて、一つひとつの問題に取り組むようになりました。どれだけ時間を費やしても時間が足りないと感じたことは初めてでした。また、フィールドレベルにおいての問題を話し合うだけでなく、FIGHTERSの一員としてどうあるべきか、私達を支えてくれている方々はどれだけいるのか等、FIGHTERSの核となる部分についての話し合いも行ってきました。
 このようにミーティングやトレーニングなどをしていると7月のオフシーズンはすぐに過ぎていきました。そして7月30日から全体練習が開始され、チームが再始動しました。4年生の意識が少しでも変わったのかフィールド内での行動や声掛けの質が少しずつ向上しているように感じています。しかしまだまだ「Dominate」出来るほどの取り組みではありません。
 これから先、4年生が中心となって行うのは当然ですが、どれだけ下級生を巻き込めるかということが重要になってくると思います。私達4年生だけでは勝つことは出来ません。4年生がやるのは当たり前です。しかし、下級生にも4年生と同じくらいの熱量で取り組んでもらわなければ勝つことは出来ないと思います。これから先、私達4年生が下級生にどれだけ熱量や想いを練習や日常生活を通じて伝えることが出来るのかが重要になってきます。
 私達はただ勝利することを目的として活動していません。今年度の「Dominate」というスローガンは試合に勝利するというだけでなく、全てにおいてFIGHTERSには勝てないとライバルたちに思わせるようなシーズンを過ごすという意味を込めています。春シーズンにこのスローガンを達成することが出来なかった私たちが、残りの4か月弱スローガンを体現し続けなければいけません。とても難しいことだとは思いますが、私達4年生が筆頭となって必死に取り組んでいきます。

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