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Dominate

投稿日時:2023/11/25(土) 21:48

 11月11日、立命館大学戦に31対10という結果で勝利を収めました。遅くなってしまいましたが応援してくださった全ての皆様にこの場を借りて感謝を伝えさせていただきます。応援ありがとうございました。
 時間を少し遡り立命館大学戦を控えた2週間。この2週間は私が21年間生きてきた中で間違いなく一番辛い思いをしていました。何をしていても、寝る前まですら立命館に負けたらどうしようという気持ちが常に自分の頭の中には巡っていました。どれだけ自分が気持ちを出して必死にやったとしてもこれで本当に勝てるのか、相手はこれ以上の取り組みをしているのではないかと常に敗北と負けたことでこれまでの自分達の取り組みが全て否定されるということの不安との戦いでした。入場する直前まで私の心の中にはまだ不安がありました。しかし、入場して「Fight on, Kwansei」を歌うと、自然とその不安は取り除かれました。「後はやるだけ。自分の出来る全てを尽くすそれしかない。また、ここにいる全ての部員が死力を尽くしてやってくれる。」そう思うことが出来ました。そして、勝利を手にすることが出来た時は本当に嬉しかったです。
 立命館大学戦が終了してからの約2週間はあっという間に過ぎていきました。毎日全ての部員が何をすれば相手を圧倒出来るのかということを考えて行動に移してきました。私自身も関西大学との試合を最高のものにするために、練習中はもちろん、練習外でも試合で起こりうる想定外の出来事を全て想定内にして、サイドラインからチームの雰囲気をコントロールするために試合のシミュレーションを行ってきました。
 決戦のキックオフまで刻一刻と時間は迫っています。4年生にとってリーグ戦は最後です。今年1年間、「Dominate」を掲げて活動をしていきました。4年生はこの1年間を通して様々なことを考え、このスローガンを達成するために試行錯誤を重ねもがいてきました。4年生1人1人の想いや生き様が試合に出ているメンバーもそうでないメンバーも明日の試合の随所で湧き出てくると思います。この1年間の集大成を是非皆さまにスタジアムで直接見ていただきたいです。そして、まだ今年度達成することの出来ていない私達自身も納得できる「Dominate」した試合をしてみせます。万博記念競技場のメインスタンドから熱い熱いご声援をよろしくお願いいたします。

「絶対に勝つ」という執念

投稿日時:2023/11/09(木) 22:54

 10月29日の立命館大学vs関西大学の一戦、私はライブ配信で見ていました。昨年は関西大学が勝ったこのカードですが、今年は立命館大学が試合内容として圧倒しており、点差以上に強いチームに仕上がっていました。こんな強いチーム相手に、2週間後エンジ色の集団を目の前にして、自分たちのやってきたことに本当に確信を持って勝負に挑むことができるのか。そんな不安を払拭する為にそこから練習を続けていました。
 試合において何が勝敗を分けるのか、私は気持ちの差がやはり大きく勝敗を左右するのではないかと思います。オフェンスであればどれだけ完璧なアサイメントでもこなしているだけでは勝てないと思います。OLは意地でも笛が鳴るまで足を掻き続けてブロックする、WRは厳しい位置にボールが来たとしてもジャンプをして突っ込んで取りにいく。ディフェンスも同じで、ただタックルするというのではなく意地でも相手を倒すハードタックルをするという気持ちを持ってプレーする、必死にパシュートして何としても追いかける。一人ひとりの「絶対に勝つ」という執念が大一番では絶対に必要です。
 どれだけ気持ちが大事と言え、プレーの質が低ければ結局の所勝てないと言う人もいると思います。しかし、気持ちの乗っていないプレーを何百回練習しても試合で通用するプレーにはなりません。緻密な戦略を理解した上で、気持ちの入ったプレーをすることで相手との勝負になると思います。
 松浦静山の言葉で「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」というものがあります。負ける時は必ず負けに繋がる要因があります。この要因は試合の時に突然姿を現すものではありません。練習の中から様々な場面で負ける要素が転がっています。それらの要素を一つ一つ潰していくしかありません。
 私たちに与えられた時間は残り少ないです。この時間をどのように使うのか、いつも通りに過ごしても躍起になって行動しても過ぎる時間は同じです。今この時の行動からもう一歩深く考えて行動することでチームとして少しでも良い方向に向いていくはずです。
 負けて学べることは確かにあります。しかし勝ってこそ学ぶべきことが多くあると思います。勝って次に進む為に、やるべき事は各々違えど全身全霊で残りの期間を過ごしていきます。どれだけ練習しても不安が完全に取り除かれることはありません。しかし、やれることは全て行って決戦の舞台へと臨みます。
 最後になりましたが、第5節まで沢山の応援をありがとうございました。OB/OG、保護者、ファン、全ての方々の応援があったからこそ、私たちはここまで取り組んでくることができました。次節は今年一番の山場です。これまでにない程の方々に来ていただき、スタンドが青色で染まっていることを願っています。
 「11.11」第6節・立命館大学戦、ご声援の程よろしくお願いいたします。

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