主務ブログ2024 2013/12/30

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「ALL for ONE」

投稿日時:2013/12/30(月) 22:44

 いよいよ目指してきたライスボウルまで4日と迫った。対戦相手は3年連続オービックシーガルズ。リベンジマッチである。
 2013年1月3日、オービックシーガルズに残り10秒で逆転をされ、敗北。そこから2013年度FIGHTERSはスタートした。シーズン当初は、底知れぬ「不安」と「焦り」、「怒り」、「迷い」が錯綜していた。前年度からの戦力ダウンに加え、チームをどうすればいいのか、今何をすべきなのか、迷いながらのスタートであった。試行錯誤が続く中で幹部が決定し、少しづつチームが動き出した。池永を先頭に4年生として自覚を持って行動する者も出てきた。しかし、自分たちを突き動かすものが足りていなかった。「悔しさ」は嫌というほど知っていて、必死なのに、何故かうまくいかない。結局のところ、自分達がどうやっていくのか、どうすれば勝てるチームを作れるのかが不透明だった。
 そんな中、スローガン「ALL for ONE」が決まった。いろいろな候補が出た中でこの言葉になったのは、自分たちの「弱さ」を自覚した上で、全員が一つになって「日本一」になろうと決めた言葉だ。我々が困難にぶつかった時、チームが割れそうになった時、助けになったのは、いつもこの言葉だった。そして、失敗をしながらも成長し、それを糧としてやってきた。春シーズン、夏合宿を経て、徐々にチームが1つになっていくのを感じ、その結果、まだ完全とは言えないが、リーグ優勝、そして甲子園ボウル優勝という形に表れたのだと思う。
 そして我々は今年も挑む。我々の目標である「日本一」を何度も退け、王座に君臨し続けるオービックシーガルズに。我々は今こそ更なる高みを目指して1つになる必要がある。先輩たちを引退させたあの「悔しさ」を思い出し、何のために今まで苦労をしてきたのかを自身、部員に再度問いかけたい。全てはオービックシーガルズを倒すため。何が何でも勝つために全員でやってきたはずだ。もっと出来るはず、もっとストイックに自分たちを追い込み、求め合い、想定して、高みに追いやることができるはずだ。それでこそ成長し、社会人との差を埋める原動力となる。
 私のようなプレーをしない人間がこういった事を言っても現実味がないかも知れないが、具体的な相手が明確であり、ライバルとして追い求めた相手と当たるからこそ、そこで更に成長することが出来る。チームとして戦う以上、スタッフも戦う意思をもって、最高の環境作りをこれでもかというほどこだわってやり抜きたい。全ての準備をキックオフ直前までやり切り、全ての役割を試合終了までやり切ることが、我々4年生の使命だと思う。

 本当に今まで多くの方々に支えられてここまで来ました。未熟な我々にご指導ご支援をいただいているOB/OGの方々、様々な形でサポートしていただいている学院関係者の方々、そしてどんな天気にも関わらず駆けつけてくださり圧倒的な声援を送ってくださるファンの皆様に、本当に感謝しています。
 我々の本当の戦いはここからです。ライスボウルでの3時間、厳しい戦いになりますが、最後の1分1秒までお付き合い下さい。その気持ちに応えられるよう、必ずや「日本一」を達成します。
 それでは、1月3日 東京ドームでお会いしましょう。
 よいお年をお迎えください。

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