主務ブログ2018 2012/10

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「伝統」の一戦を迎えるにあたって

投稿日時:2012/10/17(水) 20:08

 龍谷大学戦は63-0で勝利。プレーの面では前節の試合よりもレベルアップしていると確信できた。
 特に成長を感じたのはディフェンスの2枚目以降のメンバー。押し込まれる場面はあったものの、サイドラインからのアドバイスをもとにシリーズ中にプレーを修正し、より堅実な守りができていたように思う。もちろん課題もあったが、今日はこのことには触れないでおこうと思う。
 次節は「伝統」の京都大学戦。後ろを振り返ってばかりいる時間はない。
 部室に京都大学のイヤーブックがある。巻頭には昨秋の京都大学vs関西大学の試合を取り上げ、「全てはここから始まった~さらなる進歩へのスタートライン~」と題した記事がある。
 この試合は昨11月27日に我々ファイターズが長居陸上競技場にて立命館大との最終戦に臨む前に行われたものだ。結果は44-20で京大の勝利。私はこの結果を立命との試合を終えた後に知ったのだが、2年連続リーグ優勝を続けていた相手を力強く倒したこの試合で、京大が自信をつけたことは容易に想像できる。
 そして今年。4戦目の近畿大学を31-17で下して開幕からの連勝を続けた試合の直後のインタビューで関京戦に対して、このようにコメントを残している。「(関学相手に)過去3年間はスキを狙うことばかり考えていましたが、今年は真っ向勝負でいける。」(スポーツ報知記事より)
 昨年の関京戦。我々は勝利を収めたものの12-3という僅差のスコア。しかも得点は全てフィールドゴールで、シーズンを通じてタッチダウンを奪うことが出来なかった唯一の相手だ。京大は2勝2敗1分の状態であったが、このような結果だったのだ。
 さらに関京戦は「伝統」の文字がつく。他の試合にはない、特別な、独特な雰囲気を持ち、過去にも幾度も「特別な事」が起こってきた試合だ。
 伝統に加えて、お互いが全勝同士で関京戦に挑むのは、はたして何年振りのことなのだろうか。熾烈な戦いが予想される。我々にとって様々な意味や思いが重なり合った試合なのである。
 ではこの試合に対してどの様に臨むのか。
 残された日数は10日間と限りなく少ない。しかし我々にはまだ「ここまでやった」と確信できるものがないのが本音である。もしかしたらこれまでの10ヶ月前後の、いや4年生にとってはこれまで3年半の取り組みの内容で決まってしまっているのかもしれない。これまでチームの一員として、リーダーとして、不甲斐ない言動やプレーをしてしまったり、無駄な一日を過ごしてしまった者もいるだろう。その不甲斐ない行動、妥協が後悔と成ってしまうかもしれない。
 かと言って、過去のことを後悔してばかりいても何も進めない。
 フットボールは「準備のスポーツ」である。最後の最後まであきらめず、精神面、技術面、身体面、戦術面すべてにおいて準備しつくすのである。過去の後悔を言い訳にしてこの10日間においても妥協するぐらいなら、この瞬間から今までの弱い自分を断ち切って、言い訳をしない、「本気」の10日間を仲間と共に積み上げていきたい。
 この10日間で本当の「本気」に成る。もちろんこの10日間を本気になれることで、京大、関大、立命に勝てるほど甘いものではない。しかしこの10日間ですら本気になれないぐらいなら、勝利が近づいてくれることはないだろう。弱い自分に別れを告げて、この10日間、それぞれが今までの人生で最も濃い1日1日を生きることで、自ら勝利をたぐりよせるのだ。
 全員が本当の「本気」に成って練習する。これから毎日、「京・関・立、そして社会人と試合をする」のだ。厳しい要求もあるだろう。ある者にとって苦しい場面をあえてつくることもあるかもしれない。しかし全ては「勝利」の為である。どんな苦境にも歯を食いしばり全員で地に足を着けて踏ん張る。
 そんな全員の思いが詰まった練習をして京大に挑むことが出来たなら、相手が誰であっても、伝統の重圧があっても、何年振りかの熾烈な試合であっても、堂々とした立ち居振る舞いでプレーが出来るはずだ。楽な場面ばかりではない。劣勢、苦しい場面が目の前に立ち塞がっても後ろを向かず、「1人1人の全身全霊」を目の前のプレーに注ぎ続けるチームを目指したい。
 そんな「伝統」の試合を制した時、我々ファイターズは1人1人がより強い集団となって、その後もさらに躍進できるに違いない。

人間の集団のリーダーとして

投稿日時:2012/10/04(木) 23:49

 更新が遅くなって申し訳ありません。

 まず、今さらですが試合のご報告から。
 スコアは66-6でしたが、やはり気になるのが、メンバーが2枚目以降になったときに攻めきれない、守りきれない。「フットボールは自分一人が出来たって勝てるスポーツではない」ということを、4年生はもちろん、後輩たちにももっと理解していってほしい。
 逆にこの試合で良いこともあった。前回のブログで、「良い意味で『しょうもないことが出来る人間』がもっと出てこなければ。」という内容を書かせてもらったが、この試合に向けた練習中、そして試合中のサイドラインでも、「自分が変える」という意思を持ち、「小さな積み重ね」をする人間が増えてきたように思う。実際に前節のサイドラインに比べてユニット全体の「貪欲さ」を感じた。
 少しずつではあるが進んでいるということを確信した試合でもあった(もちろんこれからのことを思うと決して満足できていないのではあるが…)。

 話は大きく変わって、先日、昨年の関立戦をDVDで観ていた時に感じたことがある。
 「今年の4年生は勝ちに飢えている。」
 実況中継の方が鳥内監督のコメントを紹介していたのだが、そのコメントを聞いてハッとした。
 我々の学年と比べてどうなのか。客観的に見ても、今年の4年生が「飢えている」と言うところまでではないのが正直なところだろう。やはり、昨年「勝ってしまった」(あえてこの表現を使わせてもらいます)のがその原因だろうか。
 春シーズンに島野コーチから頂いた言葉にヒントがあるかも知れない。
 「お前らは『アカン、アカン』って言いすぎやねん。皆に夢や希望を持たせるのもリーダーの役割や。」
 島野コーチの話では、勝った年(甲子園まで勝ち進んだ年)の翌年はチーム全体が「せなアカン=Must!!」というガチガチの雰囲気になりやすいという。
 我々幹部=リーダーは仲間に対して「勝ちたい!」と思わせることが出来ているのだろうか。
 「偉そうに何言うてんねん。」
 監督によくそう言われることがある。我々がリーダーっぽいことを言うだけで実際にリーダーとしての役割を果たし切れていないことをおっしゃっているのだと思う。
 例えば、夢や希望を持たせるような行動をとったり、言葉を仲間にかけてたりできていない。今思い返せば、確かに「Must」というニュアンスの言葉しかかけていないような気がする。受ける側も人間なので「こうせなアカン」「こうならなアカン」と言われ続ければ、「勝ちたい」「勝つ!」という思いも気づかないうちに悪い意味で「勝たなければならない」となることは容易に想像できる。
 私は島野コーチにこの言葉をかけていただいたときに、「チームを牽引する」ということと「仲間に夢や希望を与える」ということは別次元のものであって「矛盾している」と思っていた。しかしやっとここにきてその重要性が理解できてきたような気がする。
 これまでは本当の団結力をつくるということから逃げてしまっていたのかもしれない。
 1人1人の強い意志と強い団結力があれば、ピンチをチャンスに変えるようなチームになれるはずである。どんなに苦しい場面でも全員が団結し、真正面から立ち向かっていくようなチームにしたい。

(追伸)
 いつもつたない文章のブログを見ていただき、ありがとうございます。特に、前回のブログは100件を超える「いいね!」をいただき、大変感激しております。これからもどんどん更新していきますので引き続きお付き合いのほどよろしくお願い致します。

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