主務ブログ2025

<<前へ 次へ>>
rss

夏の練習初日を終えて

投稿日時:2012/08/03(金) 09:35

 全員がこの日を待っていた。そんな雰囲気が練習前から漂っていた。このブログでも散々書いてきたことだが、チーム全体が「何か目標を追い続ける」というよりも「昨年の偉業に追われる」という雰囲気が強かった分、一面の曇り空に晴れ間が訪れたような感覚を、8月1日初日の練習を終えて覚えた。
 「このグラウンドで宝物を探し続けなさい。」顧問の前島先生から頂いた言葉で、我々がこの春の間忘れていた気持ちの大切さを再確認させられました。勝つためにやりたいことを素直に、全力でする。それが、我々にとって勝利への近道であることをこの春を通してやっと気づくことが出来たような気がしています。
 7月の間はほとんど毎日4年生同士でのミーティングの日々が続きました。春にやってきたことを見直して、見直して、見直して…。シーズンが終わってから同期の仲間は苦しい日々を送りました。先の見えないチーム状況に全員の心の中は曇り空であったと思います。しかし、何かを変えようと仲間同士で思いをぶつけあい、歯車がかみ合わない原因が何であったのかを考え抜きました。
 7月もちょうど終盤に差し掛かった頃に全員は同じ結果に行きつきました。自分たちは純粋にフットボールをしていませんでした。チームを1つにすることばかりを考え、純粋にフットボールをすることを追い求めてこなかったのです。「やりたい事をやってこなかったのではないか。」これが皆で行き着いた勝利へのヒントでした。
 先日、マネージャーのパート会を開いていただきました。そこでも先輩方から頂いたアドバイスは、「こんなことは今しかできない。正解なんてない。自分が思うことを思いきりしなさい。」ということでした。こんな言葉は4年生になる前からも、なってからも耳にしてきました。今までは聞くたびに「そんなことは分かっている」と心の中で思っていました。しかしこの時ばかりはこの言葉が心の奥まで浸み込んでいくような感覚を覚えました。
 2012年のFIGHTERSは自分たちで作る。そんなことは分かっているつもりでした。しかし、結局我々がやってきたことは先輩方の真似事ばかりでした。これでは自分の気持ちを行動に乗せるどころか、考えもなく先輩の通ってきた道をなぞるだけで精一杯です。そこに冒険、発見、発展はありませんでした。ほとんどの人は「自分のチーム」だとは到底思えていなかったのではないでしょうか。
 今は違います。その結果に行きついたものは皆が思っていたはずです。「やっと今日からフットボールが出来る。」
 正直に申しまして良い練習が出来たとは思っていません。荒削り、改善点が多くある練習内容でした。しかし、我々には今までなかった高揚感を手にしています。この気持ちを全体に忘れないと心に誓い、この夏に大化けします。
 これからも変わらぬご指導、ご声援の程、宜しくお願い申し上げます。

純粋さ

投稿日時:2012/07/20(金) 19:13

 お久しぶりです。更新が遅くなり、申し訳ありません。
 夏合宿を8月中旬に控え、スタッフ陣はその準備に追われております。
 昨年のことを思い返すと、私自身、あるいは我々の学年自体が「やってやろう」という思いを持ち始めたのも昨年の夏合宿前からではないかと思います。「この学年の何かを変えなければ」そんな思いで現在幹部になっているメンバーが中心になって、合宿前の学年ミーティングを開きました。あの時の気持ちは私にとって純粋に「良い、強い学年にしたい」という気持ちの表れでした。
 春シーズン最後の大阪学院大学戦を終え、ゲーム期間が終了してトレーニング期間に入り、ミーティングの時間も自ずと増えました。結果を残せなかった春シーズンを学年の仲間と振り返りました。
 「その純粋な気持ちが、我々4年生の中にあったか」と聞かれるとその答えは「No」。4年生になったばかりの頃は皆、大なり小なり純粋な気持ちはありました。しかし、時間が経つにつれ、自分の弱点、チーム作りの考え方、やり方を自分自身で問いただす度に、その純粋な気持ちは皆薄くなってきているように感じます。
 自分の心から、体から溢れ出てくるような純粋な気持ちがなければ、チームを良くすることも、強くすることも出来ません。我々は本当の敵を見失っている部分も多々あったのだと思います。
 一度、チームの軌跡とこれからを見直す、この期間にもう一度原点に返って話し合うことにしました。我々の原点は関西大学、京都大学、立命館大学、社会人のどのチームよりも良い、強いチームをつくること。夏の練習で「勝つための練習」が出来るように最大の準備をして参ります。
 これからもご指導、ご声援の程、宜しくお願い致します。
«前へ 次へ»

<< 2025年7月 >>

MONTUEWEDTHUFRISATSUN
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31