主務ブログ2025

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ライバルこそがチームを成長させてくれる

投稿日時:2014/10/20(月) 07:32

前々節の神戸大学戦、前節の龍谷大学戦へのたくさんの方々へご来場ご声援に心より感謝いたします。この2節を終えて、改めて日々の練習からもっと試合を意識して、練習中から本気で相手をイメージし続けて、本当の意味で質のいい練習を行い続けなければならないということを再認識しました。練習中に出来たことしか試合では出来ない。練習で出来なかったことを試合で行おうとしても、ほとんどの場合が空回りして失敗をしてしまう。そして不用意な反則を犯してしまう。これはまだまだ我々4年生が練習中から試合の雰囲気を作ることの出来ていない結果であると思います。
 これからの3試合は相手のパワー・スピード・技術はもちろん、対戦相手の気迫や会場の雰囲気、全てが違うものとなります。そんな中でもチーム全体が質のいい練習を行い、浮足立たずに自分たちの実力の100%を相手へぶつけることのできるよう、残り1週間の練習の雰囲気にこだわりたいと思います。
 次節の相手は京都大学。今年は4節を終えて結果は1勝3敗という京大にとっては不本意であろう結果となっています。しかし、この状況は2004年シーズンの状況に非常に似ています。2004年シーズンの京都大学も我々FIGHTERSと戦う前の結果は2勝3敗と負け越した状態でした。一方のFIGHTERSは前節でライバル・立命館大学に3年ぶりの勝利を収め5連勝と勢いづいている状態でした。当時は「京大も調子が悪そうだし、今年は関学か」と思った方も多くいらっしゃったと思います。私も、当時(小学校6年生)所属していたフットボール部のコーチが大のFIGHTERSファンでいつもFIGHTERSの試合のビデオを見せてもらっていたこと、また両親がファンであったので、周りも「今年は恐らく優勝するだろう」=「京大にも勝てるだろう」という空気であったことを覚えています。しかし、フタを開けてみると結果は13対17での敗北。FIGHTERSはこの敗戦によって立命館大学とのプレーオフに持ち込まれ、私も「雨の長居」を見に行きましたが、こちらもタイブレークという接戦も結果的には甲子園ボウルへの出場を果たせませんでした。
 他にも京大がチームの大きな壁となり我々FIGHTERSの道を阻んできた試合は数多く存在します。記憶に新しいことで言えば、私が1年生時(2011年)の京大戦では、試合序盤に京大ゴール前まで攻めこむも、当時のエースであったパワーRBの望月さんが2度も中央突破を図るもタッチダウンを奪えませんでした。結果のスコアは12対3。FIGHTERSは1本のタッチダウンも奪えず終いでした。あの望月さんが止められたこと驚いたこともありますが、何よりも京大ディフェンス陣の「自分の体をどうにかねじ込んででも止めてやる」「どれだけ上から踏まれようとも止めてやる」というような気迫に、サイドラインにいるスタイルもしていないペーペーの1年生ながらも私は何とも言えない恐怖感に似た感覚を覚えました。当時の京大戦前の練習中、上級生はかなりピリピリしていると感じてはいましたが、実際に目の前で京大の「気迫」や「気持ち」を目の当たりにして初めて理解することが出来ました。
 今年の京大も「どうにかしてでも必ず勝つ」という気持ちで挑んで来るのは明白です。試合までの残された1週間で我々は「技術面」と同じく「精神面」でも成長しなければなりません。いつも監督やコーチがおっしゃる言葉、「我々のチームが今あるのはライバルチームが存在し続けてくれているから。そういった相手に対して最大の敬意を払いながら、相手に本気で自分たちのフットボールを行い、全力で勝ちに行く」。この1週間はライバルである京大を更にイメージし、我々4年生が本当の試合の雰囲気を作っていくことで、チームとしても今まで以上に大きく成長することのできるチャンスだと思います。全力で Challenge し続けていきたいと思います。

◆お知らせ◆
前節の龍谷大学戦より関西学院大学グッズブースにおきまして主将・鷺野の等身大パネルが登場しております。是非とも試合会場へ足を運んでいただき、皆様の応援メッセージを等身大パネルに書き込んでください。今後の試合でも続々と等身大パネルが登場する予定となっています。

【Next Game】
10月25日(土)vs京都大学GANGSTERS
@西京極陸上競技場 15:00 KICKOFF

スローガンはチームの体を表す

投稿日時:2014/09/19(金) 22:44

 リーグ第2節、近畿大学戦にもたくさんの方々に応援へ来ていただいたことを心から感謝しております。今回の試合は前節の同志社大学戦で出た課題を完全に克服、とまではいきませんが、2週間で取り組んできたことの結果がオフェンスは目標としていた6タッチダウン、ディフェンスはシャットダウンという形で少し現れてきたとは思います。ただ、オフェンスはファーストチームとセカンドチームの差があり、前半・後半で3TDずつ、という目標はメンバーが代わった後半は達成できず、ディフェンスも要所で相手オフェンスにドライブを続けられる場面がありました。今日のこの試合がリーグ後半にぶつかる関西大学や立命館大学であったら本当に勝てていたのか?更には我々がライスボウルで跳ね返され続けているオービックシーガルズに果たして今日の内容で通用するのか?と言うことを常に念頭に置きながら、次節の神戸大学戦へ最大の準備を行っていきたいと思います。

 さて、今回は私が大学のアメリカンフットボール部に入部してから今年まで経験してきた4つの"FIGHTERS"とその年のスローガンについて思い返してみたいと思います。
 私の1年目、すなわち2011年度の松岡正樹主将の代のスローガンは「ALL GRIT」でした。このスローガンには、このままの意味の「全ては気持ち」と言う意味に加えて、「GRIT」のアルファベットの1文字1文字にも「Gutsy」(根気強く、ガッツ溢れる)、「Revenge」(過去3年分のリベンジ)、「Intensity」(自分にも仲間にも厳しく、激しいプレーで)、「Trust」(仲間を信じる)という意味が込められていました。2年目の2012年度梶原誠人主将の代は「Blaze」(感情の爆発)、3年目の昨年、池永健人主将の代は「ALL for ONE」(全員が日本一の為に)(全ては日本一の為に)(全員一丸となって)でした。
 各シーズンを終えて感じるのは、その年のチームは必ずスローガン通りのチームカラーであったということです。
 例えば2011年度の松岡主将の代は、それまでの3年間立命館大学や関西大学に阻まれ、甲子園ボウルから遠ざかっていた危機的な状況の中で、「全ては気持ち」と言うスローガンを打ち出したのだと思います。立命戦でのWR和田俊亮さんの片手キャッチという超人技やDB香山裕俊さんの相手エースQBへのハードタックルはもちろん、松岡さんがライスボウルで見せたロングゲイン等、スローガン通りの気持ちの大切さと言うのを教えて下さった代でした。
 2012年度の梶原主将の代は、とにかく気持ちの強い方や1フットボールプレイヤーとしてレベルの高い方が多くいた代でした。主将の梶原さんや副将のTE金本啓志さん、LB川端拓郎さん、主務の鈴木裕章さんが常に練習で激しく気持ちをぶつけ合っていて、それ以外の4年生の方々も普段の練習から感情を爆発させている方が多かったと思います。
 昨年度の池永主将の代は、副将でディフェンスのエースであったLB池田雄紀さんが直前の練習での怪我で甲子園ボウルに出場できなくなってしまい、チームの全員が雄紀さんを東京ドームでプレーさせようと必死で一丸となり、甲子園ボウルで日本大学を打ち破りました。1プレー目で池永さんが見せたQBサックは「ALL for ONE」を体現したプレーであったと思います。
 少なくとも私が見てきた過去3年、それぞれの年の4年生はスローガン通りの学年となってチームを引っ張ってこられました。
 我々もおそらくシーズンの終盤が近づくにつれて、スローガンである「Challenge」が実行できているか、試される場面が回ってくると思います。来るその日のその場面の為にも日々の練習でもっと恐れずに「Challenge」する姿勢を4年生が見せていきたいと思います。

◆お知らせ◆
 この秋より新商品としてユニフォーム型Tシャツ(#28鷺野モデル.#11斎藤モデル)が販売開始されております。皆様も是非このTシャツをご購入して頂き、スタンドをKGブルーで染めてください!!
 また、次節の神戸大学戦がある9月28日(日)は、ちょうど関西学院の創立125周年記念日の日になります。記念すべき125周年記念日を、関西学院発祥の地である原田の森(現・王子公園)で勝利と言う形で飾りたいと思います。是非とも周りの方々をお誘い合わせのうえご来場いただき、関西学院ファミリーの皆様で校歌「空の翼」を高らかに歌いましょう!
 なお、次節の神戸大学戦の試合はサンテレビにて当日(9月28日)の19:00~20:55に録画中継をしていただける予定となっております。こちらも併せて宜しくお願い致します。

【Next Game】
9月28日(日) vs神戸大学RAVENS
@王子スタジアム 11:20KICKOFF
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