石井晃のKGファイターズコラム「スタンドから」
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(23)スポーツ推薦、全員合格
投稿日時:2008/10/13(月) 15:29
先日、3年生マネジャーの蔀君から「スポーツ推薦入試を受けた受験生が全員合格しました」という連絡をもらった。うれしい知らせである。
今年、ファイターズでプレーすることを志望して関学を受験してくれたのは、東京の武蔵工大付属から3人、足立学園から1人、大阪の箕面自由2人、箕面、関西大倉各1人、兵庫の滝川、仁川、三田祥雲館各1人である。この中には、タッチダウン誌のトップボーイズに写真入りで選ばれた選手もいるし、チームが早々に敗退したり、けがに見舞われたりして、公式戦ではさほど活躍が目立たなかった選手もいる。けれども、入学後は全員、ファイターズを背負って立つ部員になってくれるという確信が、僕にはある。
というのは他でもない。毎年、恒例となっている小論文の勉強会を通じて、短い期間だが彼らと交流があるからである。東京組の4人とはファクスによって小論文をやりとりするだけだが、関西在住の7人とは、夏休みの間、毎週のように顔を会わせ、小論文の書き方を指導し、終了後は一緒に食事をしながら話し込んできた。
「文は人なり」。小論文を書かせると、必ずそこに書き手の考え方や知的能力、性格が表れる。食事をしながら話し込むと、その子の思いもよらない素顔が見えてくる。それらが与えてくれる情報はともに、みなさんが想像される以上である。だからこそ、推薦入試に小論文と面接試験が採用されているのだ。
前にもこのコラムで書いたことがあるが、僕はスポーツ推薦で関学を受験し、ファイターズでプレーしたいと希望する高校生に、小論文の書き方をアドバイスしている。毎年、高校が夏休みになると、週に1度は集まってもらって勉強会を開く(関西在住者以外は、基本的にはファクスでのやりとりになる)。そこでいろんな課題を与え、時間を区切って800字の小論文を書かせる。それを添削し、講評して、文章を書くことの入門編を指導するのである。
最初に、こういう勉強会を持ったのは10年前。池田高校から平郡君、箕面高校から池谷君が受験してくれたときである。当時は朝日新聞社に勤めていたので、中之島の本社まできてもらい、地下の喫茶店や社内の喫茶室でお茶を飲み、ケーキを食べながら勉強した。高校生に教えるのは初めての経験だったが、2人とも高い知的能力の持ち主だったので、手探りで進める僕の指導に的確に反応し、あっという間にコツをつかんでくれた。
それに自信を得て、翌年夏(佐岡君や石田貴祐君の年代である)からは、ファイターズが推薦する受験生全員にアドバイスする仕組みを作り、毎年、夏休みになる直前から試験の前まで、定期的な勉強会を開くことになった。この10年間に担当した受験生は65人に上る。
その間、ずっとファイターズの窓口になって受験生の世話をしてくれたのがリクルート担当のマネジャーであり、宮本敬士ディレクター補佐である。この10年間、担当してくれたマネジャーの名前を順に並べていくと、沢井紘平、祝翼、水野康二、藪西雄太、佐々木啓、岩辺憲昭の各氏と、現役の酒井祐輔、蔀保裕両君である。彼らの努力なしには、ファイターズのリクルート活動は語れない。
10数年前、最初に本格的なリクルート活動制度を導入した小野コーチによると、ファイターズのリクルート活動は元々、学生マネジャーが主体になって動かしていたそうだ。試合会場に出向いて試合を見たりビデオを撮ったりしながら有望選手を捜し、それをリストアップして監督やコーチに推薦し、高校の先生や保護者にコンタクトをとっていたという。
そういう背景があるから、いまもリクルート活動の最前線を支えるのは学生マネジャーである。チームのリクルート担当、宮本ディレクター補佐に協力し、彼の指導の元で各地の高校を訪ね、顧問の先生と話したり試合を見たりして有望な選手を探す。
現役の担当マネジャー、蔀君によると、春と秋のシーズンが始まると、週末ごとに高校の試合を見に行く。大阪・兵庫の公式戦はすべて現場でチェックし、重要な試合のあるときは滋賀や名古屋、東京にも出掛けるそうだ。ファイターズの試合と重なっても高校の試合が優先。チームの一員でありながら、チームを離れてスカウト活動に専念する。
チームのOBや現役部員から有望な選手の推薦を受けることもあるし、高校の先生と名刺を交換し、注目すべき選手の名前を教えてもらうこともある。有望な選手についてはビデオを撮り、添付資料をまとめて監督やコーチに見てもらう。
そうして候補者を絞り、小論文教室が始まると、今度はその世話役として僕を助けてくれる。会場の準備から選手との連絡、お茶の手配まで。チームの練習を手伝うのを棚上げしてこまめに仕事をこなしてくれる。今年は夏合宿の最終日と勉強会の日取りが重なっていたため、東鉢伏山から勉強会場まで直接、駆けつけてくれた。受験生が勉強している以上、担当マネジャーとして手を抜くわけにいかなかったのだろう。真っ黒に日焼けした蔀君の顔を見て、その熱意に頭が下がった。
他の有力なチームも、リクルート活動には全力を挙げている。有望な選手については競合することも多い。それだけにリクルート担当マネジャーの選手の能力をいち早く見抜く能力が要請される。そういう努力があって初めて将来のファイターズを背負う有望な部員が獲得できるのである。
本当は、彼らの活動のもっと細かい所まで書きたいのだが、チームの機密にふれる可能性もあるので、今日はここまで。推薦で合格した選手の固有名詞を挙げるのも、チームが発表するまでは遠慮したい。
今年、ファイターズでプレーすることを志望して関学を受験してくれたのは、東京の武蔵工大付属から3人、足立学園から1人、大阪の箕面自由2人、箕面、関西大倉各1人、兵庫の滝川、仁川、三田祥雲館各1人である。この中には、タッチダウン誌のトップボーイズに写真入りで選ばれた選手もいるし、チームが早々に敗退したり、けがに見舞われたりして、公式戦ではさほど活躍が目立たなかった選手もいる。けれども、入学後は全員、ファイターズを背負って立つ部員になってくれるという確信が、僕にはある。
というのは他でもない。毎年、恒例となっている小論文の勉強会を通じて、短い期間だが彼らと交流があるからである。東京組の4人とはファクスによって小論文をやりとりするだけだが、関西在住の7人とは、夏休みの間、毎週のように顔を会わせ、小論文の書き方を指導し、終了後は一緒に食事をしながら話し込んできた。
「文は人なり」。小論文を書かせると、必ずそこに書き手の考え方や知的能力、性格が表れる。食事をしながら話し込むと、その子の思いもよらない素顔が見えてくる。それらが与えてくれる情報はともに、みなさんが想像される以上である。だからこそ、推薦入試に小論文と面接試験が採用されているのだ。
前にもこのコラムで書いたことがあるが、僕はスポーツ推薦で関学を受験し、ファイターズでプレーしたいと希望する高校生に、小論文の書き方をアドバイスしている。毎年、高校が夏休みになると、週に1度は集まってもらって勉強会を開く(関西在住者以外は、基本的にはファクスでのやりとりになる)。そこでいろんな課題を与え、時間を区切って800字の小論文を書かせる。それを添削し、講評して、文章を書くことの入門編を指導するのである。
最初に、こういう勉強会を持ったのは10年前。池田高校から平郡君、箕面高校から池谷君が受験してくれたときである。当時は朝日新聞社に勤めていたので、中之島の本社まできてもらい、地下の喫茶店や社内の喫茶室でお茶を飲み、ケーキを食べながら勉強した。高校生に教えるのは初めての経験だったが、2人とも高い知的能力の持ち主だったので、手探りで進める僕の指導に的確に反応し、あっという間にコツをつかんでくれた。
それに自信を得て、翌年夏(佐岡君や石田貴祐君の年代である)からは、ファイターズが推薦する受験生全員にアドバイスする仕組みを作り、毎年、夏休みになる直前から試験の前まで、定期的な勉強会を開くことになった。この10年間に担当した受験生は65人に上る。
その間、ずっとファイターズの窓口になって受験生の世話をしてくれたのがリクルート担当のマネジャーであり、宮本敬士ディレクター補佐である。この10年間、担当してくれたマネジャーの名前を順に並べていくと、沢井紘平、祝翼、水野康二、藪西雄太、佐々木啓、岩辺憲昭の各氏と、現役の酒井祐輔、蔀保裕両君である。彼らの努力なしには、ファイターズのリクルート活動は語れない。
10数年前、最初に本格的なリクルート活動制度を導入した小野コーチによると、ファイターズのリクルート活動は元々、学生マネジャーが主体になって動かしていたそうだ。試合会場に出向いて試合を見たりビデオを撮ったりしながら有望選手を捜し、それをリストアップして監督やコーチに推薦し、高校の先生や保護者にコンタクトをとっていたという。
そういう背景があるから、いまもリクルート活動の最前線を支えるのは学生マネジャーである。チームのリクルート担当、宮本ディレクター補佐に協力し、彼の指導の元で各地の高校を訪ね、顧問の先生と話したり試合を見たりして有望な選手を探す。
現役の担当マネジャー、蔀君によると、春と秋のシーズンが始まると、週末ごとに高校の試合を見に行く。大阪・兵庫の公式戦はすべて現場でチェックし、重要な試合のあるときは滋賀や名古屋、東京にも出掛けるそうだ。ファイターズの試合と重なっても高校の試合が優先。チームの一員でありながら、チームを離れてスカウト活動に専念する。
チームのOBや現役部員から有望な選手の推薦を受けることもあるし、高校の先生と名刺を交換し、注目すべき選手の名前を教えてもらうこともある。有望な選手についてはビデオを撮り、添付資料をまとめて監督やコーチに見てもらう。
そうして候補者を絞り、小論文教室が始まると、今度はその世話役として僕を助けてくれる。会場の準備から選手との連絡、お茶の手配まで。チームの練習を手伝うのを棚上げしてこまめに仕事をこなしてくれる。今年は夏合宿の最終日と勉強会の日取りが重なっていたため、東鉢伏山から勉強会場まで直接、駆けつけてくれた。受験生が勉強している以上、担当マネジャーとして手を抜くわけにいかなかったのだろう。真っ黒に日焼けした蔀君の顔を見て、その熱意に頭が下がった。
他の有力なチームも、リクルート活動には全力を挙げている。有望な選手については競合することも多い。それだけにリクルート担当マネジャーの選手の能力をいち早く見抜く能力が要請される。そういう努力があって初めて将来のファイターズを背負う有望な部員が獲得できるのである。
本当は、彼らの活動のもっと細かい所まで書きたいのだが、チームの機密にふれる可能性もあるので、今日はここまで。推薦で合格した選手の固有名詞を挙げるのも、チームが発表するまでは遠慮したい。
(22)試合後の一言半句
投稿日時:2008/10/08(水) 07:12
神戸の王子スタジアムには、独特の風情がある。阪急・王子公園駅のすぐ前、阪神間で生まれた子どもたちが「七五三参り」より前に訪れる王子動物園のすぐ隣という立地が、まずファイターズの本拠地という実感を与えてくれる。客席の規模が小さく、すぐに座る場所がなくなってしまうのは難点だが、こんもり茂った木立が適度な日陰をつくり、夜ともなれば、王子動物園の観覧車の電飾がちらちらと輝いて、見る者を幻想の世界に連れて行ってくれる。
観客席とグラウンドが近いから、選手の素顔がよく見える。試合終了後は、グラウンドのあちこちで選手やコーチが話し込む場面も身近に見られる。観客席とグラウンドが厳然と仕切られている大規模なグラウンドでは到底味わえない魅力である。
4日の近大戦終了後、そんなグラウンドに降りて、選手やコーチたちと「一言半句」のやりとりをした。その言葉を固有名詞をつけて掲載することは、なにかと差し障りがあるので控えるが、選手もコーチもそれぞれ現状に危機感を持ち、それを打開するためにいろいろと考えていることがよく分かった。
スコアは51-0。数字だけを見れば、不満はない。けれども、選手たちは試合を通じて突きつけられた課題に、浮かれた所はまったくなかった。
「体の切れが悪い、調整の仕方に問題があるのでは」とトレーニング担当コーチに真剣な表情で相談する下級生。せっかく出番をもらったのに、自らの不本意なプレーに悔し涙を流す控え選手。「オフェンスの練習のやり方を再検討しなければならない」と唇をかむ幹部……。
コーチ陣も「大量得点といっても、後半、試合が決まってからですから。前半、なかなかタッチダウン(TD)に持ち込めなかった点をしっかり見極めなくては」とか「パスプロが好くなったように見えたけど、それは相手守備が対応してこなかったから。現状のままでは立命のデフェンスには通用しません」と、異口同音に辛口の採点だった。
こういう話を聞くと、つくづく「社会人を破って日本1」という目標に到達するまでの道のりは長いと実感する。
試合は、立ち上がりから守備陣が奮起し、ファイターズのペース。QB加納のパスにRB稲毛、RB河原、RB石田のランを織り交ぜて着実に陣地を進める。
けれども、敵のゴールは遠い。なかなかTDまで持ち込めず、2回連続でフィールドゴール(FG)に追い込まれてしまう。幸い2度ともK大西が冷静に41ヤードと38ヤードのFGを決め、主導権は手離さなかったが、オフェンスの不安材料が目につく。
ようやく2Q7分33秒、加納からWR柴田への31ヤードTDパスが決まる。長身の柴田が、素早い身のこなしで相手DBを振り切り、一気にゴール中央に駆け込んだ。昨年から試合に出場。エースレシーバーの秋山や榊原らに見劣りしないパスキャッチを見せてきた選手ならではの好プレーだった。
後半は、ファイターズのレシーブでプレー再開。相手キックを確保した河原が一気に67ヤードをリターンする。相手陣28ヤードから始まった好機に、稲毛が左オープンを走り切ってTD。後半開始19秒。一気に流れがファイターズに傾く。
その後、QBは幸田に交代。WR春日への長いパスを立て続けにヒットしてつかんだ好機をTE垣内への19ヤードTDパスに結びつける。これで、すっかり落ち着いた攻撃陣はRB稲村、RB久司のTDを立て続けに決める。最後は残り2ヤード、残り時間2秒というシチュエーションでRB石田が走り込み、終わってみれば51-0。
後半途中からは、攻守とも控えのメンバーを次々に起用し、実戦練習を積ませた。僕がとくに注目している1年生も、DL長島、畑田、佐藤、DB香山、OL谷山らが次々に起用され、それぞれが期待通りの動きを見せてくれた。
けれども、これで満足しているのは、観客席だけ。試合後の選手やコーチの受け止め方は、冒頭に紹介した「1言半句」の通りである。目先の得点差に一喜一憂せず、自分たちの目標から逆算して現状を分析し、それに対策を立てようとする選手やコーチ。彼らが本気で対策に取り組む限り、ファイターズはまだまだ成長するはずだ。
それが確認できたことがこの日の収穫。ファイターズのこれからに期待を膨らませて、照明の消えた王子スタジアムを後にした。
観客席とグラウンドが近いから、選手の素顔がよく見える。試合終了後は、グラウンドのあちこちで選手やコーチが話し込む場面も身近に見られる。観客席とグラウンドが厳然と仕切られている大規模なグラウンドでは到底味わえない魅力である。
4日の近大戦終了後、そんなグラウンドに降りて、選手やコーチたちと「一言半句」のやりとりをした。その言葉を固有名詞をつけて掲載することは、なにかと差し障りがあるので控えるが、選手もコーチもそれぞれ現状に危機感を持ち、それを打開するためにいろいろと考えていることがよく分かった。
スコアは51-0。数字だけを見れば、不満はない。けれども、選手たちは試合を通じて突きつけられた課題に、浮かれた所はまったくなかった。
「体の切れが悪い、調整の仕方に問題があるのでは」とトレーニング担当コーチに真剣な表情で相談する下級生。せっかく出番をもらったのに、自らの不本意なプレーに悔し涙を流す控え選手。「オフェンスの練習のやり方を再検討しなければならない」と唇をかむ幹部……。
コーチ陣も「大量得点といっても、後半、試合が決まってからですから。前半、なかなかタッチダウン(TD)に持ち込めなかった点をしっかり見極めなくては」とか「パスプロが好くなったように見えたけど、それは相手守備が対応してこなかったから。現状のままでは立命のデフェンスには通用しません」と、異口同音に辛口の採点だった。
こういう話を聞くと、つくづく「社会人を破って日本1」という目標に到達するまでの道のりは長いと実感する。
試合は、立ち上がりから守備陣が奮起し、ファイターズのペース。QB加納のパスにRB稲毛、RB河原、RB石田のランを織り交ぜて着実に陣地を進める。
けれども、敵のゴールは遠い。なかなかTDまで持ち込めず、2回連続でフィールドゴール(FG)に追い込まれてしまう。幸い2度ともK大西が冷静に41ヤードと38ヤードのFGを決め、主導権は手離さなかったが、オフェンスの不安材料が目につく。
ようやく2Q7分33秒、加納からWR柴田への31ヤードTDパスが決まる。長身の柴田が、素早い身のこなしで相手DBを振り切り、一気にゴール中央に駆け込んだ。昨年から試合に出場。エースレシーバーの秋山や榊原らに見劣りしないパスキャッチを見せてきた選手ならではの好プレーだった。
後半は、ファイターズのレシーブでプレー再開。相手キックを確保した河原が一気に67ヤードをリターンする。相手陣28ヤードから始まった好機に、稲毛が左オープンを走り切ってTD。後半開始19秒。一気に流れがファイターズに傾く。
その後、QBは幸田に交代。WR春日への長いパスを立て続けにヒットしてつかんだ好機をTE垣内への19ヤードTDパスに結びつける。これで、すっかり落ち着いた攻撃陣はRB稲村、RB久司のTDを立て続けに決める。最後は残り2ヤード、残り時間2秒というシチュエーションでRB石田が走り込み、終わってみれば51-0。
後半途中からは、攻守とも控えのメンバーを次々に起用し、実戦練習を積ませた。僕がとくに注目している1年生も、DL長島、畑田、佐藤、DB香山、OL谷山らが次々に起用され、それぞれが期待通りの動きを見せてくれた。
けれども、これで満足しているのは、観客席だけ。試合後の選手やコーチの受け止め方は、冒頭に紹介した「1言半句」の通りである。目先の得点差に一喜一憂せず、自分たちの目標から逆算して現状を分析し、それに対策を立てようとする選手やコーチ。彼らが本気で対策に取り組む限り、ファイターズはまだまだ成長するはずだ。
それが確認できたことがこの日の収穫。ファイターズのこれからに期待を膨らませて、照明の消えた王子スタジアムを後にした。
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