前節、立命に勝ち全勝を守る関学。京大戦に勝てばリーグ優勝が決定する重要な試合だった。
京大のキックオフで始まった試合は、いきなりのQBサックで幕を開けた。その後もRB横山のラン、QB河野の左ロールからスクランブルと前進を試みるが、ほとんどゲインは奪えず、攻撃権は京大へ。
しかし、京大の攻撃を3プレーでパントに追い込むと、関学オフェンスはQBサック、ロスタックルと相手に抑えられ、サードダウン20ヤードとしながらも、WR福井へのパスで21ヤード前進。QB出原のラン(5ヤード)の後、QB河野がWR五百川へ67ヤードの縦パスを通し、7対0と関学が先手を取った。
続く京大の攻撃ではRB池上のランで2度ファーストダウンを更新されたものの、CB岩城のロスタックルなどで京大を進ませない。
パントから攻撃権を得た関学はWR多田へのパス(22ヤード)、RB田中の中央を突くラン(11ヤード)で京大陣に入ると、RB三浦(智)のラン(8ヤード)、QB河野のラン(9ヤード)と更に京大陣深く攻め入る。QB出原のランなどは止められたものの、京大ディフェンスの反則に助けられ、京大陣20ヤードから新しい攻撃権を得る。RB田中、QB河野のランで進み、サードダウン4ヤードからQB河野が右ロールから左へパスを投げ、TE板坂にヒット。しかし、キャッチ地点でのニーダウンと判断され、ファーストダウン獲得には至らない。京大陣16ヤードからフィールドゴールを狙うこととなる。K小笠原がしっかりと決め、10対0と点差を広げた。
気合十分の関学ディフェンスはDL佐岡のロスタックルで盛り上がると、続く京大の攻撃をDL石田がQBサック。これでファンブルしたボールをDL生田がリカバーし、攻撃権は関学へと移る。
ディフェンスの頑張りに応えたい関学オフェンスは京大陣24ヤードからRB田中が左オープンを走り、セカンドダウン3ヤード。再びRB田中のランでエンドゾーンに持ち込んだ。しかし、このプレー中に関学側に反則があり、タッチダウンは無効となる。10ヤード罰退して、セカンドダウンやり直し。2度RB田中へのスクリーンパスを決めるものの大きなゲインは得られず、京大陣18ヤードからK小笠原のフィールドゴールで3点止まりとなった。
CB渡辺(充)のインターセプトで再び攻撃権を取り戻した関学だったが、得点には至らず、13対0で前半を終えた。
京大の後半最初の攻撃はDL石田のロスタックルなどで抑えた。しかし、パントをリターンした福井がファンブル。京大にリカバーされ、関学陣11ヤードから京大が攻撃を続ける。関学のパスインターフェアの反則でファーストダウンを更新すると、RB池上が押し込み13対7となった。
点差を広げたい関学だったが、TE板坂へのパス(17ヤード)、RB横山のラン(4ヤード)、WR五百川へのパス(9ヤード)でハーフライン付近まで前進したところでパスをインターセプトされた。
関学ディフェンスはRB池上のランで4度ファーストダウンを更新されたが、ゴール前8ヤードからのラン・パスをともに止め、京大はゴール前5ヤードからフィールドゴールを狙う。このキックはポスト左に逸れ、得点には至らない。
ピンチを逃れた関学だったが、次の攻撃でまたしてもミスが出た。自陣でファンブルを犯し、またしても京大に攻撃権を渡してしまう。京大はこのチャンスに一気にTDを狙うプレーアクションパスをコール。1年生QBの宮下が関学陣48ヤードからWR鋤崎へのタッチダウンパスを決め、14対13と逆転に成功した。
勢いに乗った京大はこの試合2つ目のインターセプトから大きくリターンし、ゴール前9ヤードから攻撃を続ける。CB岩城のロスタックルでタッチダウンは逃れたものの、フィールドゴールを決められた。
4点を追う関学はパスで攻めるが、2度の反則で25ヤード罰退し、パント。しかし、関学ディフェンスが踏ん張り、試合終了まで1分16秒を残し、攻撃権は関学へ。QB河野が16ヤード走り、関学陣31ヤードからTE板坂へのパス(9ヤード)で進む。スパイクで時間を止めた後、WR榊原(20ヤード)、WR福井(11ヤード)へのパスでファーストダウンを更新。試合時間残り10秒。京大陣24ヤードからTE板坂へのパスで9ヤード前進。残り3秒からQB河野がスクランブルで攻めたが、エンドゾーンまで10ヤードを切ったところで京大ディフェンスに捕まり、13対17で試合終了となった。
(小城 友紀)